こんな方におすすめ
- バビロン大富豪の教えの要約を知りたい方
- バビロン大富豪の教えに書かれている重要ポイントを知りたい方
あなたは約100年も読み続けられているお金持ちになるための知恵をご存知でしょうか?
この知恵は、古代バビロニア時代から受け継がれてきた、お金を増やし、お金に縛られず、充実した人生を送るための人類不変の知恵です。
どうような考え方が大富豪にさせるのか。
本書はその答えを教えてくれます。
主人公の少年「バンシル」とともに、大富豪「アルカド」から、約100年読み続けられている大富豪の教えを教授してみませんか?
ぜひ最後まで本書の書評・要約をお読みください!
本記事の内容
- バビロン大富豪の教え 要約
- バビロン大富豪の教えの詳細内容と書評(本書の肝である黄金に愛される7つの知恵を中心に)
- バビロン大富豪の教えの概要(ストーリーの紹介)
著者(原作)ジョージ・S・クレイソン
1874年 米国ミズーリー州ルイジアナ生まれ。ネブラスカ大学卒業後、米西戦争中に、米国陸軍で軍務に就く。その後、コロラド州テンバーにおいて、クレイソン・マップ・カンパニーを設立。1926年に節約と経済的成功をテーマにした短編寓話シリーズを発行し、人気を博す。のちのこのシリーズが「The Richest Man in Babylon(バビロンいちの大金持ち)」として単行本化され、90年以上たった今も世界中で翻訳されて、いまもなお読者を増やし続けている。
【バビロン大富豪の教え 要約】
バビロン大富豪の教えの要約は、以下の5つにまとまります。
バビロン大富豪の教えの要約
- お金持ちとは「お金の増やし方を知っている者たち」である。
- 黄金に愛される7つの知恵【最重要】
- 「お金」と「幸せ」を生み出すために、5つの黄金法則がある。
- 守るべきも者を持つ屈強な壁になれ
- 感謝を忘れない事
これらのうち、最も重要な内容が、「黄金に愛される7つの知恵」になります。
この7つの知恵こそ、大富豪になるための基礎、となる知恵です。
それでは、具体的な内容について、次の章でご説明いたします。
【バビロン大富豪の教えの詳細内容と書評】
こちらの章では、バビロン大富豪の教え要約に記載した内容を掘り下げて説明していきます。
気になった方は、ぜひ目を通してくださいね。
《黄金に愛される7つの知恵》
① 収入の十分の一を貯金せよ
ルールを作る事で確実に貯蓄が増えます。
② 欲望に優先順位をつけよ
欲望とはお金を使おうが際限なく溢れ出てくる。
このため、貯蓄に回さない十分の九のお金で欲望を満たす必要があるので、全ての欲望を叶えることはできない。
ゆえに、欲望に優先順位をつける必要があります。
③ 貯えた金に働かせよ
定期的に金が入ってくる仕組みにお金を投じることが、金を働かせるということです。
現代で言えば、株や不動産などを利用し、運用益を得ることですね。
④ 危険や天敵から金を堅守せよ
まずは元金を守ること。
そして、お金のあるところには胡散臭い儲け話が舞い込んでくる。
この時、自分の経験に頼るのではなく、その道に長けた人に相談してから、儲け話にのるか判断することが重要である。
⑤ より良きところに住め
住居とはただ住む場所ではなく、幸せな生活と密接に関わっており、その幸せは貯金を増やすモチベーションにもなります。
ゆえに、ただ安くて広い場所に住むのではなく、「仕事場までの距離」「妻や子供が快適に過ごせるか」なども加味して良いところに住む必要があります。
家賃が安いからといって、やたらと職場から遠いところに住むと、無駄な通勤時間が増えたり、満員電車のストレスが増えます。
自身のワークライフバランスが最適化される場所に住むことは大事ですね。
⑥ 今日から未来の生活に備えよ
老人になり自分で働けなくなった時や、自分が死に家族に蓄えを残すために、毎月少しづつでも金を積みたてましょう。
(作中では『おそらく近い将来安心を売る商売が始まるだろう』と書かれています。これは現代でいう保険ですね。)
⑦ 自分こそを最大の資本にせよ
やるかやらないか、①~⑥で得た知識を行動に移すのは自分次第です。
「行動する」
これができるのは、あなただけです。
「できるかできないか」ではなく、「やるかやらないか」を考え、「やる」という行動する選択を取りましょう。
加えて、本書には書かれていませんが、あなたの身体は世界に一つしかありません。
あなたのため、家族のため、健康が第一です。
ジャンクフードやスナック菓子はほどほどにして、長期間働けて、定年後も余暇を楽しめる身体づくりを、今日から始めましょう。
《「お金」と「幸せ」を生み出す5つの黄金法則》
この5つの黄金法則は、先の「黄金に愛される7つの知恵」を、さらに昇華(さらに高度な状態へ飛躍すること)させた「お金」と「幸せ」を生み出す「真理」です。
黄金に愛される7つの法則を理解した上で、こちらも理解するれば、鬼に金棒ですね!
「お金」と「幸せ」を生み出す5つの黄金法則
- 家族と自分の将来のために収入の十分の一以上を蓄える者の元には黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう
- 黄金に稼げる勤め先を見つけてやり持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いにように賢明ならば黄金は懸命に働くことだろう
- 黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう
- 自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう
- 非現実的な利益を出そうとしたり謀略家の甘い誘いの言葉にのったり己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう
守るべきも者を持つ屈強な壁になれ
何か一つ「守りたいもの」を持つこと。
それこそが自分を成長させる礎となります。
それさえあれば、人は何度でも戦えるようになります。
大富豪「アルカド」が主人公の少年「バンシル」に教えた最後の教えです。
あなたにとって守るべき者が見つかれば、この先何度挫けようとも、あなたを何度も奮い立たせ、成長させてくれます。
感謝・恩を忘れない事
「何故大富豪はお金があるのに働くのか?」
大富豪となった主人公「バンシル」は問われます。
その質問に対し、次にように答えます。
「人から感謝されることで、より懸命に働くことができる。また感謝されることは、自身の心を満たしてくれる。だから働くんだ。」
感謝とは、相手の心を満たし自身の心が満たされる行為である。
また、相手に施してもらった恩を感じることで、一生懸命働く動機になります。
だから、結果的に一生懸命働くことにつながり、ひいては国と国民が豊かになっていきます。
【バビロン大富豪の教えの概要】
本書は、ジョージ・S・クレイソン著の「The Richest Man in Babylon」を原作とし、大橋弘祐氏※1が企画・脚本をし、坂野旭氏※2が漫画を担当した作品です。
大学教授をクビになり、借金を抱え嫁子供から逃げられた考古学者「大場拓也」が友人から発掘された石版を解読してくれないかと頼まれます。石版には多くの人物が記されており、この石版に書かれたストーリーをもとにお金持ちになるための知恵と黄金法則が展開されます。
古代バビロニアにいた15歳の少年「バンシル」が大富豪「アルカド」から、大富豪になるための《黄金に愛される7つの知恵》を授かります。「バンシル」は「アルカド」よりさらなる知恵が欲しければ、旅に出て2袋分の金貨を稼げるまで帰ってくるなという試練を与えられます。「バンシル」は旅の中でお金を増やすために、賭けや自分がよくわかっていない商売に手を出し、だまされて一門なしになってしまいます。そして、「アルカド」から授かっていた袋の中に石版があることに気づきます。石版には、《黄金に愛される7つの知恵》をもとにさらなる大富豪になるための真理が解かれた《「お金」と「幸せ」を生み出す5つの黄金法則》が記されていました。その石版の内容をもとに、過去の自分の過ちを回想し、石版に書かれた内容の通りに行動していきます。そして「バンシル」は試練を乗り越え、無事帰還し、「アルカド」から「同志として共にバビロンの発展に貢献してほしい。」と認められます。
その後、バビロニアに敵軍が攻め込み、「バンシル」は「アルカド」と両親を戦争で亡くしてしまいます。喪失感に苛まれた「バンシル」は金貸しから追われる立場になり、もう奴隷になろうと思うほどに落ちぶれてしまいます。しかし、金貸しの「ダバシア」は飲食店で「バンシル」に過去の自分の生い立ちを語ります。「ダバシア」は借金の果てに奴隷になった身でしたが、「ダバシア」を買った富豪の計らいにより、解放されます。その時、借りた金だけでなく、受けた恩も必ず返そうと誓います。それを聞いた「バンシル」は涙しながら、自分も両親や「アルカド」から受けた恩を返そうと誓います。そして、借金を完済し、徐々に大富豪へと転身していきます。そして、「アルカド」との約束であるバビロニアの発展のため、講師として「アルカド」から学んだ黄金法則を聴衆に伝え、バビロニアの富はさらに増えていきます。その後、「バンシル」は王女と結婚します。
「バンシル」が王子「ハダン・クラ」と旅に出たとき、「ハダン・クラ」から『お金があるのに何故働くのか?』と質問されます。その問いに対し、「バンシル」は『一生懸命働くことで人から感謝される。そしてさらに懸命に働くようになり、光が差し込む。その光が、お金だけでなく心も満たしてくれる。だから、金持ちになったものも一生懸命働くんだ。』さらに付け加えて、『お金はそのあとに付いてくるものだ。』と言います。ここで古代バビロニア時代の話は終わります。
現代に戻り「大場拓也」は石版に書かれていた内容に感銘を受け、「バンシル」のように一生懸命借金を返し、最終的には逃げられた嫁子供ともよりを戻し、最後には大富豪となり幸せな生活を送るのでした。
※1企画・脚本担当 大橋 弘祐(おおはし こうすけ) 氏
作家・編集者。立教大学卒業後、(株)NTTドコモの広報、マーケティング職を経て現職に転身。初小説「サバイバル・ウェディング」が日本テレビ地上波で連続ドラマ化された。ほかにも「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」(山崎元氏との共著)など「難しいことはわかりませんがシリーズ」が40万部を超えるベストセラーとなっている。
※2 漫画担当 坂野 旭(さかの あさひ) 氏
1995年、北海道生まれ。元陸上自衛官。2014年に「戦場の華」で「第86回JUMPトレジャー新人漫画賞」佳作を受賞し、デビューをはたす。デビュー後、「ジャンプGIGA」への読み切り掲載を経て、2019年に同誌で短期連載を行った。
【さいごに】
約100年読み続けられているバビロン大富豪の教えはいかがでしたか。
作中で「アルカド」は大富豪になるための理論を否定してきた聴衆に『頭ごなしに否定する姿勢が今日の貴様を産んだのだ‼︎』と叱責するシーンがあります。
何事も否定から入る、あるいはできるできないで判断することは、大富豪への道を自ら塞いでいるということですね。
また、どれだけ知識を得ようとも、最終的に行動に移すかは自分次第です。(黄金に愛される7つの知恵の7番目ですね。)
さっそく今日から「黄金に愛される7つの知恵」を実践し、大富豪を目指して行きましょう!
本書の内容が気になった方は、ぜひ下記リンクから購入してみてください。
大富豪目指して、まずは本書を手に入れる行動をしましょう!
今日も「おとみさんブログ」にお越しいただきありがとうございました〜!
バビロン大富豪の教えにのっとり、大富豪になりましょう!(せめて富豪に!笑)
また、「バビロン大富豪の教え」とともに、「金持ち父さん貧乏父さん」も大富豪になるために「お金」に対する価値観を覆してくれる名著です。
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