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【書評・要約】ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代《人と違うことをする方法》

こんにちは~!おとみさんです!

会社や自分が経営している分野で、「オリジナルな人(=独創的な人)」になるために悩んでないでしょうか?

私は会社員で研究職をしていますが、日々独創的な商品を作れないか模索しています。

今日は、オリジナルな人になるためのエッセンスが詰まった本

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代》

から学んだことをご紹介いたします。

本書の書評・要約をお読みいただき、参考になれば幸いです。

【要約】

本紹介

 「創造的破壊」をすること(新しい仕組みを提唱するために、古いやり方を取り払う)

 オリジナルな人たちは、私たちが思っているよりもずっとふつうの人であること

 ある分野で安心感があると、別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれること。

 オリジナリティを阻む最大の障害はアイデアの「創出」ではなく、アイデアの「選定」であること

 多くのアイデアを生み出すこと

 オリジナルであるということは、ほかと異なる、ほかよりも優れているという意味であり、先駆者である必要はない。

 新しい価値観を生み出す人は3つの特徴があること。「好奇心が強い」・「まわりに同調しない」・「反抗的」

【学んだ内容の詳細】

学び詳細


 「創造的破壊」をすること(新しい仕組みを提唱するために、古いやり方を取り払う)


 オリジナリティの最たるポイントは、「既存のものを」を疑い、よりよい選択肢を探すこと、と記されています。

そのためには、「好奇心」が必要であり、そもそもなぜ既存のものが存在するかをじっくり考えてみる。そして、既存のものを新しい視点で見つめ、古い問題から新たな洞察を得ることが重要である。。(本書ではこの体験を「デ・ジャ・ブ」ならぬ「ブ・ジャ・デ」と表現している。)こうした古いやり方を取り払い、新しい仕組みを提唱するオリジナリティを、経済学者のヨーゼフ・シュンべーターは「創造的破壊」と表現している。


 オリジナルな人たちは、私たちが思っているよりもずっとふつうの人であること


 オリジナルな人は、リスクを冒す事に恐怖心がなく、人前でも堂々とでき、常にポジティブな人に違いない!などという思い込みがありませんか?

 しかし、実際は全くことなるのです。むしろ、リスクを嫌い、自分のアイデアの実現可能性に疑問をもっている人のほうが、会社を存続させる可能性が高いのです。例えば、ナイキ創設者のフィル・ナイト1964年にランニングシューズの販売を始めましたが、1969年まで会計士として仕事をしていました。また、初代アップルコンピュータを発明したスティーブ・ウォズニックらは、1969年にスティーブ・ジョブスと共同でアップルコンピュータを設立しましたが、1977年までヒューレット・パッカードでエンジニアを続けていました。


 ある分野で安心感があると、別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれること。


 ここでいう安心感とは、経済的基盤についてです。オリジナルになるには、やはり経済的なリスクが伴ってしまいます。(会社での評価が下がり、給与が下がるなど)このため、オリジナルを発揮し成功をおさめている人は、経済的基盤に対するリスクのポートフォリオ(金融資産の組み合わせ)のバランスをうまくとっています。この具体例として、詩人のTS・エリオットは、1922年に『荒野』を発表したのち、1925年まで銀行での仕事を続け、詩人としてすべてのリスクを投げ打つリスクをおかしませんでした。『オリジナルな人たちは、私たちが思っているよりもずっとふつうの人であること』の具体例と同様に、リスクを冒さずオリジナルな作品や商品が世に出回るまで(出回ってからも)は、オリジナリティを発揮している分野で勝算が見込めるまで、ふつうの人の経済的基盤は確保しておく方が良いということですね。簡単に言えば、副業でオリジナリティを試し、軌道に乗れば副業を本業にするということ。


 オリジナリティを阻む最大の障害はアイデアの「創出」ではなく、アイデアの「選定」であること


 オリジナリティに欠ける原因として、創造性が欠けているから、という結論を人々は出しがちである。しかし、斬新なアイデアの中から、適切なものをうまく選び出せる人がいないことの方が問題だと、筆者は説明しています。そして、バーグの研究結果より、アイデアの「選定」のためにオリジナリティを評価するには、自分自身で判断せず、上司の意見を求めず、同じ分野の仲間に意見を求めていくべきだと説明しています。理由は、同業者の評価に関心を抱くのは、同業者の判断が一番信憑性が高いからです。


 多くのアイデアを生み出すこと


 サイモントンの研究によると、ある分野における天才的な創作者は、同じ分野に取り組む他の人たちよりも、とくに創作の質が優れているわけではないことがわかっています。このため、大量に創作すると、オリジナリティの高いものを創作できる確率が高まります。実際に、マイナーな製品がもっとも多く創作された期間は、メジャーな作品がもっとも多く創作された期間と同時期であることが多いと、サイモントは研究結果より述べています。


 オリジナルであるということは、ほかと異なる、ほかよりも優れているという意味であり、先駆者である必要はない。


 ハーバード大学の心理学者テレサ・アマビールは、「オリジナリティを高めて成功するためには、発明品は目新しいものでなくてはならないが、同時に実用的でなくてはならない。」と説明しています。具体例として、ゲーム機「オデッセイ」を開発した「マナボックス」社とファミリーコンピュータ」を開発した「任天堂」が挙げられています。家庭用ゲーム機の分野では、「マナボックス」社が1972年に「オデッセイ」を発売し、先発企業でした。しかし、後発企業の「任天堂」が1975年に「オデッセイ」の日本国内販売権を取得し、その後10年間のうちに「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」で知られる「ファミリーコンピュータ」を制作し、「マナボックス」社を打倒してしまいました。任天堂のゲームは、使いやすコントローラと、洗練されたキャラクターや対戦型ロールプレイングゲームにより、家庭用ゲーム業界に変革をもたらしたからです。


 新しい価値観を生み出す人は3つの特徴があること。「好奇心が強い」・「まわりに同調しない」・「反抗的」


 世界を「創造する者」は、自主的に考える人であり、この3つの特徴を持つ人です。こうした人々は、地位や階層などを気にせずに、残酷なまでに率直です。そしてリスクを顧みずに行動を起こす。彼らにとっては、失敗することの恐れよりも、成功しないことへの恐れのほうが強いのです。

【本書の概要】

本

 本書の著者は、ペンシルベニア大学で史上最年少で終身教授となった組織心理学者アダム・グタント氏です。デビュー作は、GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』です。本書では、オリジナルな人はもともと生まれつきの才能あるひとではなく、思っている以上にふつうの人であること、どのようにしてふつうの人がオリジナルな人になれるのか、を具体例や研究データを用いて非常にわかりやすく解説しています。フェイスブック最高執行責任者(COO)・リーリイン・org創設者のシェリル・サンドバーグも絶賛の一冊です。

【さいごに】

もう一度、学んだ内容を掲載しておきます。

 「創造的破壊」をすること(新しい仕組みを提唱するために、古いやり方を取り払う)

 オリジナルな人たちは、私たちが思っているよりもずっとふつうの人であること

 ある分野で安心感があると、別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれること。

 オリジナリティを阻む最大の障害はアイデアの「創出」ではなく、アイデアの「選定」であること

 多くのアイデアを生み出すこと

 オリジナルであるということは、ほかと異なる、ほかよりも優れているという意味であり、先駆者である必要はない。

 新しい価値観を生み出す人は3つの特徴があること。「好奇心が強い」・「まわりに同調しない」・「反抗的」

私が学んだ内容は内容は、本書のほんの一部にすぎません。

ぜひ手にとって読んでいただき、オリジナルな人になるために必要な知識を自分なりに獲得してみてください!

今日も当ブログをご訪問いただきありがとうございました~!

簡単ではないですが、オリジナルを追い求め、何にも代えがたい幸せを手に入れましょう!

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